流産によって不幸のどん底に

筆者は約5年前、切迫流産、切迫早産による入院などを経て、第1子を出産しました。営業の仕事をしながらの妊娠生活だったため、身体的・精神的にもかなり負担がかかっているという自覚はありました。

しかし、そんな困難な状況だったにもかかわらず、長男は健康体で生まれて来てくれました。この第1子の誕生によって、「母体が無理をしても、赤ちゃんはちゃんと生まれてきてくれるんだ! 子どもの生命力はそんなにヤワじゃないよねなんて、妊娠・出産を甘く考えるようになってしまったのかもしれません

長男誕生から約1年半後、第2子の妊娠が判明しました。2人目の子どもを望んでいたため夫婦で大喜び! 徐々にひどくなるつわりに耐えながら、長男の育児や家事などに追われる日々でしたが、第2子に会えることを楽しみに、日々奔走していたように思います。

そして妊娠9週、産婦人科で無事に胎児の心拍が確認され、次回から始まる妊婦健診のために役所へ母子手帳を受け取りに行きました。2冊の母子手帳を並べ、「私もついに2児の母になるんだ!」と気合いを入れたのですが…“そのとき”は突然にやってきました。

夜中、自宅で突然の大量出血! 産婦人科に電話で相談し、指示されたように安静にしていましたが、その1時間後に赤ちゃんがお腹の外に出て来てしまったのです。

初めての流産でした。