また、ハイテク株では半導体関連が総じて買い戻され、アドバンテスト(6857)が一時+9%高に迫る急騰となり、東京エレクトロン(8035)も6日ぶりに反発しています。さらに、電子部品株では、日本電産(6594)、TDK(6762)、アルプスアルパイン(6770)なども急騰しました。
その他では、金融機関に約3,000億円の融資を要請したことが報道された日本航空(9201)が、当面の悪材料出尽くしなどで+5%高に迫る急騰となり、ANAホールディングス(9202)も大きく値を上げたのが目を引きました。
一方、先週末に突然、前期(2020年3月期)の大幅下方修正を発表したデンソー(6902)が一時▲5%弱安まで急落しましたが、その後は買い戻されて終値は▲2%強安となりました。
また、“巣ごもり生活”関連株もやや売りに押され、任天堂(7974)が冴えない値動きとなりました。さらに、同じ“巣ごもり生活”関連では、コンドームの使用機会増加に伴う需要拡大が織り込み済みとなったオカモト(5122)も、終始上値が重い展開が続いたようです。
新興市場(東証マザーズ)では、引き続き医療バイオ関連株の一角が物色され、そーせいグループ(4565)、アンジェス(4563)、ヘリオス(4593)などが揃って急騰しました。
葛西 裕一