陰湿なママ友LINEと言われ
翌日。テレビで報道を知った両方の親からも心配して電話がかかってくるなど、自治体名がでた影響の大きさを肌で感じていると、Tさんの元に市外に住む友人からLINEメッセージが届きました。
「SNSで見たよ。昨夜市内のママ友たちが寄ってたかって犯人捜ししたんでしょう?いじめの温床じゃない?関わる人選んだ方がいいよ」
一瞬意味がわからなかったというTさん。どうやらその友人の話ではネット上で「感染した子供の学校を聞きだし、個人を特定しその子と付きわせないために母親たちが躍起になって探偵のようなことをしている」ことになっているというのです。自分の知っているママ友LINEとあまりに違う状況に、Tさんは驚きと怒りがわいたといいます。
「私自身、かなり生活を制限しながら暮らしていました。ですが、唯一続けていた娘の習い事。もし自分の家族が無症状感染者の可能性があるとしたら、ご近所などへの影響もありますし、さらに子供の体調などに注意して暮らさなければという意識で情報を追い求めていました。それは私だけの気持ちでなく、トークに参加していたママたちもおそらく同じ。