ママ友LINEの情報収集力

初めてのことに動揺しつつも、子供たちに普段通りの食事を与えながらトークを見守っていたというTさん。すると、20分もしないうちに「〇小に通う子だって!」と連絡が入りました。地図で確認すると、Tさんのお子さんの習い事の位置とは距離があったため「我が子が濃厚接触者である可能性は低いのでは」と感じたそう。その後、感染したお子さんと同じ小学校に通う友人から情報を得たママ友からさまざまな情報が入り、翌日には年齢や入院している病院、保護者のパート先までLINEグループに情報が入ってきたそうです。

「こんな短時間にこれだけの情報が集まるんだと正直驚きました。ですが、それはそのご家族を差別する目的というより『最近ここに行った可能性ある人もいるだろうから情報共有!』という気持ちが含まれているものでした。自分と似た年のお子さんを抱え、似たような場所でパートする方が感染した。今までより一気に新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が身近なものに感じられた瞬間でした」Tさんはそう語ってくれました。