『お子さん症状軽いといいね』『同居のおばあちゃんって書いてあったけど大丈夫かな』そんな思いやりの会話すらあったものが『何年何組の〇〇って子らしいよ』『こわーい。うちの子に近づくなっていわなくちゃ』といったものに書き換えられ、勝手に『ママ友LINEはイジメの温床』のようなイメージを植え付けられる。その方がよっぽど陰湿なことではないのでしょうか」
自分の知る人たちの人格が歪められ、存在しないイジメがあるかのように広がっていくSNS。その怖さを改めて感じたそうです。
まとめ
今まで経験したことのない事態に多くの人たちが不安になり、その結果情報の共有化を求める人が増えているようです。今回登場したママたちも「決して自分たちはいじめをするつもりはない」と思っていても、得た情報を良心的に利用する人ばかりではないということを想像し、もっと自覚するべきでした。
「歪んだ形で伝えられる」経験をしたママたち。自分たちのやり取りを客観的に見た際、周囲がどのような反応になるのか。このママたちのエピソードのように「自分だけは違う」と結論を出さずに、さまざまな立場の人の気持ちを考え、自分の行動が誰かを追い詰めることに繋がらないか、勘違いの波紋を呼ばないか、今一度立ち止まり考え、思いやりのある行動をとっていけるように心がけていくべきではないでしょうか。
佐渡 六花