どうコミュニケーションするか〜3つのポイント
ゆとり世代とのコミュニケーションでは、意識したいことが3つあります。その特徴を確認しながら、詳しく見ていきましょう。
(1)精神論を押し付けない
ゆとり世代は「生徒自身で考える力を養うこと」を目的に、余裕(ゆとり)を持たせる教育を受けてきました。何より個性を尊重されてきたので、昔ながらの喝や激励といった精神論はモチベーションを上げることにはつながらず、かえって負担に感じてしまうでしょう。
(2)慣れるまでは細かく丁寧な指示をする
また、ゆとり世代の魅力として、言われたことは責任を持ってこなすという特徴があります。そこで指示や依頼を出す時は、その仕事の意義やメリットを説明したほうがスムーズだと考えられています。
(3)注意や忠告をしたあとのフォローを怠らない
個人の趣向を伸ばす教育を受けてきたゆとり世代には、打たれ弱い傾向があり立ち直りに時間がかかる人も……。注意や忠告をした後には仕事力の向上や、信頼関係を構築するためにも、改善策を一緒に考えるという機会を有効活用しましょう。
距離を置いたほうが良い人もいる
困った人たちは、周りを不快にさせ、仕事を停滞させるというネガティブな影響を及ぼしかねません。そういった人たちと真正面からコミュニケーションを取り続ければ、メンタルが不安定になってしまう恐れもあります。そのような場合は、無理をせず、できるだけ距離を置くことを心がけましょう。