ちなみに固定費とは毎月決まって出ていく費用、変動費というのは使用料などに応じて増えたり減ったりする費用のことを指します。

  1. 家計を固定費と変動費に分ける
  2. 更に固定費と変動費それぞれの項目に当てはまる費用を洗い出す
  3. 固定費は削れないと思い込みを捨てる
  4. 変動費は具体的な金額ではなく、「割合」で削減するとコントロールしやすい

それではまず、以下の項目例ごとにポイントを押さえながらみていきましょう。

固定費の見直しと削減のコツ

では、固定費の見直し項目とそのコツについて見ていきましょう。

それぞれチェックをしながらご自身の状況と比較しながら確認していただくと漏れが少ないかと思います。

住居費(住宅ローン、家賃、管理費)

住宅ローンの金利が高い人は一度見直してみてはいかがでしょうか。場合によっては借り換えた方が安くなる場合もあります。

水道光熱費の基本料金部分

2世帯住宅など1個のメーターを2世帯以上で、家庭用に使用されている場合は、お客さまのお申し出により、基本料金を割り引いてくれる制度がある地域もあります。

通信費の基本料金

携帯電話の基本料金プランなどは機種変更時に見直す人が多いです。契約時にとりあえず入ったプランが今もあなたに合っているとは限りません。人や世帯によっては月に数千円から1万円程安くなる人もいます。

生命保険損害保険等の保険料

各社日々内容や料金は変わりつつあります。たとえば、医療保険などは、5年以上見直していない人は一度見直してみるのがよいでしょう。

教育費

学びの方法やタイミングは色々あります。新型コロナウイルスの影響もありオンライン講座なども増えてきています。ご自身に合った最適な方法を選びましょう。

車関連費(車のローン、駐車場代)

車を手放す人も増えていますが、最近普及してきたカーシェアリングであれば使用していない時間帯に貸し出す事で利益を生む場合もあります。週末3日貸すだけで1万円くらいになる場合もあります。専用の運営会社がありますので一度検討してみるのも良いかもしれません。

その他のローン

金融機関系のおまとめローンなどがあります。慎重にご検討される事をおすすめします。

定期購入(コンタクトレンズ、サプリメント等)

定期購入は見直さない限り永遠と物が届いてしまいます。生活やご自身にとって本当に必要なものか、また適したところで購入しているのか、などを考えて、定期的な見直しをしてみましょう。

定期的な支払い(月謝や月額の利用料金等)

通えていないジム代や最近では携帯アプリなどに知らず知らずのうちに定期課金されているものなどないでしょうか。

ここからは変動費について見ていきましょう。