「向こうから来てくれたらそんなことを考えずに『じゃあ飲みに行くか』って言えるし、コミュニケーションを取りやすい。でも、無理して飲みに行きましょうと言う必要はない。飲みに行きたい派と飲みに行きたくない派がいると思うから、そこをはっきりさせてくれると助かる」と語ります。
「自分はそうやって先輩に飲み会に連れ出してもらい、いろんな人に顔を覚えてもらって仕事がやりやすくなった経験があるので、飲み会にはそれなりの効用があると思っている。でも、自分にはたまたまそのやり方が合っていただけで、人それぞれ」とEさん。
「自分は人とのコミュニケーションでなんとか仕事をやってきた。自分の同期の中には圧倒的に仕事がデキるやつもいたし、先輩社員とのコネクションがなくてもちゃんと仕事をこなしているやつもいた。自分に合う方法を見つけるまでは大変かもしれないけれど、自分と同じようにコミュニケーションで仕事を推進するタイプがいたら全力で手伝ってあげたいとは思う」と言っていました。
新型コロナの収束がいつになるかわからない今は、オンライン歓迎会や飲み会という形での交流を図る会社もあるようです。テレワークによる孤立感を防ぐためにも、コミュニケーションを厭わないスタンスが必要かもしれません。
おわりに
先輩や上司も同じ人間。普段わざわざ口に出して語ることはなくても、いろんなことを考えているものです。先輩や上司には気軽に会話できない、という人もいるかもしれませんが、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくる相手を不快に思う人ばかりではありません。勇気を持って自分から話しかけてみてはいかがでしょうか。
大塚 ちえ