デキない認定されるかもしれない社員の特徴
大部分の人は、職場に行き、そこできちんと仕事をします。しかし、中には「職場にはきちんと行くものの、仕事はあまりできていない」という人が存在します。
オフィスで仕事をする場合とは異なり、在宅勤務では、働く姿が見えない分、どうしても仕事の成果そのものが、仕事をしたかどうかの判断基準になります。このため、在宅勤務が浸透することで、成果を上げることができない人が、よりわかりやすくなってしまうのです。
では、具体的に、在宅勤務になった時に「デキない認定」されてしまうかもしれない社員の例を見てみましょう。
PCスキルが低い
「社内システムにつなげるだけでも一苦労でした。」と語るのは某企業でリーダーとして働くAさん。「『可能な限り在宅勤務に切り替えよ』との上からのお達しに、一度メンバーにPCを自宅に持ち帰らせ、社内システムに接続可能かどうかを確認させたんです。すると一人だけなかなか接続できない人が…。
仕方がないので、自分が会社に残り、電話でフォローをしながら、自宅から接続できるかどうかを試させたところ、そもそも自宅のWiFiにつなげるところで躓いていました。ふだんもGoogle検索がギリギリできるレベルの人だったので妙に納得はしたのですが、それよりこの先、家で、一人で仕事をさせても大丈夫かと心配になっています。」
確認を全くしない
Bさんは、確認を全くしない同僚に呆れているひとり。「発注書の型番が違うとか、そんなのはザラで。とにかくミスが多いんです。ちょっと見直すだけで違うのに、作ったらそのまま送ってしまう。しかも、優先順位を立てるのが苦手なのか、毎日驚くほど残業していて、その人のミスのためにお金を使っているような状態でした。フォローする先輩や部長もふだんから疲弊し切ってましたが、『在宅勤務になったらますますフォローが難しくなる』と、頭を抱えていましたね…」。
指示を理解しようとしない
Cさんは、在宅勤務に切り替わってから、一人の後輩のためにストレスが増えたと言います。「メールやチャットといった文字では指示が通らないんです。できるだけ、言葉を選び、間違いやすいところは注釈もつけて、ここまでやったら大丈夫だろうというぐらいの丁寧な指示を出しているつもりなのですが、理解できていないんじゃないかというような成果物が上がってきます。わからないなら、携帯番号を教えているので業務時間内ならいつでもかけてくれてもいいし、音声チャットやビデオ通話という手もあるのに。修正内容を伝えるのも一苦労で、最近では、差し戻さずに自分で直してしまうことも…。」