投資が簡単にできる時代になったテクノロジーの変化は素晴らしいものです。しかし、だからこそ、よく考えてほしいと思うのです。お金を使ってお金を増やすということの本質を理解せずに、お金をショッピングするかのように投じると大抵の場合は損をする結果になります。
日本人は学校でお金の勉強や投資の勉強をすることはないので、投資で堅実にお金を増やすための正しい教養を持っている人はほとんどいません。教養は1日で身につくものではありませんし、教養が身についたとしても利益は市場の動きに左右されるので、すぐに莫大な利益が手に入るわけではありません。
ですが、投資1年目の投資家にとって大切にしたい心得というものはあります。その心得とは、ビジネスとして投資に取り組むということです。
ルールを決め、守りながら利益を上げていく
ほとんどの日本人投資家は「何かいい情報を手に入れれば儲かる」と誤解をしていますが、そんな夢のような情報はありません。
継続して安定的な利益を得ることを目指すのであれば、他人の意見を鵜呑みにしてはいけません。しっかりと投資を学び、模範的な行動を繰り返していく投資家のみが安定的な利益を得られるのです。
つまり、投資も1つのビジネスなのです。
ビジネスにおいては、たとえば会社員であれば必ず会社のルールに従わなければなりません。ルールの中には、絶対に外してはならない重要なルールもありますし、重要なルールと思われながらも実は会社の利益に直接つながらないようなものもあるでしょう。