外食:外食に行く日程は事前に決めておく

2つ目は、「今日は疲れたから飲みに行きたい!」というような衝動を意識的に抑える方法です。これには、行動経済学の視点が有効です。

まず、行動経済学の前提として、人は本来「現在バイアス」を持っており「将来よりも今を重視してしまう」傾向があります。

たとえば、「今1000円もらうのと、1年後に1100円もらうのはどっちがいいか?」という質問をするとします。「1年後に1100円もらう」というのは1000円が1年間で10%増えているので、預金や一般的な投資よりもお得な話なのですが、多くの人は「今1000円をもらう」ことを選んでしまうのです。

このように、人は将来の得よりも「今の楽しさや得」を選ぶ傾向にあるため、衝動性に負けないようにするためには「行動の仕組化」がカギになります。

一見、外食に行きたいという衝動をなくすのは難しいことのように見えますが、「あらかじめ外食に行く日を決めておく」というように、行動をある程度仕組化しておくと抑止力が働き、突発的な飲み会や外食の回数を減らせるようになるでしょう。

食事(外食除く):ポイント還元を活用する

3つ目は、普段の買い物においてポイント還元を活用することです。「そんなこと知ってるよ」という声が聞こえてきそうですが、ポイントの有効期間を意識している人はどれくらいいるでしょうか。