新型コロナウイルスの感染拡大によって業種によっては店舗営業の自粛や一般市民も不要不急の移動自粛が要請されています。その結果、ヒトが動かない、モノが動かないということで領域によっては経済が止まっています。
こうした中で心配なのが雇用の危機です。失業してしまうとお金は毎月どの程度出てしまうのでしょうか。今回は、独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2019」を参考にしながら失業者世帯のお金事情について見ていきましょう。
失業者世帯のお金事情
「ユースフル労働統計2019」によれば、世帯主59歳以下の失業者世帯の収入は以下のようになっています。この出所は厚生労働省「平成24年版労働経済白書」ということで情報はやや古いのですが、まずはデータを見ていきましょう。
失業すると毎月の収入はいくらになるのでしょうか。
「失業者世帯で他に有業者あり」のケースの収入
- 勤め先収入:12万2194円
- (内、世帯主の配偶者の勤め先収入:6万9093円)
- (内、他の世帯員の勤め先収入:5万3101円)
- 事業・内職収入:906円
- 他の経常収支:8万2102円
- (内、社会保障給付:5万4874円)
- 【合計】実収入:24万8027円