思ったほど貯金ができていないケースも

共働き夫婦は、「共同口座を作り、そこに毎月お互い一定金額を入金して生活費に充てる」という方法で家計を管理していることが多いようです。

このケースだと、お互いの収入のうち共同口座に入れない分を、それぞれが自由に使ったり貯金に回したりすることになります。お互いの収入額が毎月どのくらいかを把握していれば、毎月の貯金額もなんとなくイメージできるでしょう。

しかし、相手のお金の使い方に関して口を挟むのは少し気が引けるという理由で、実際の貯金額を確認しない夫婦も少なくないといいます。そして大きな出費が発生したときに、いざお互いの貯金を確認してみると、思っていた以上に貯まっておらず焦ってしまうケースも。

毎月確認すべきとは言いませんが、たとえば半年毎や1年毎の周期で、お互いの貯金額を確認したほうが良いでしょう。

収入がそれなりにあるので節約の必要性を感じにくい

二馬力で働いていると当然収入もそれなりに多くなるので、爪に火を点すような節約生活をする必要はあまりないかもしれません。しかし、だからと言って節約を全くしなくてもいいかと言われたら、決してそんなことはないはずです。

それなのに、今お金のことを心配しなくてもいい生活ができているからこそ、どうしても将来への貯金や節約から意識が遠ざかってしまいがちになり、結果としてこのままだと老後の生活が不安…というような状態に陥ってしまいかねません。

ネット上には、夫婦共働きでうまく節約しつつ生活している家庭の家計簿が公開されていたりもするので、そういったものを参考にしてみるといいでしょう。