昨年1年間で米国S&P500指数は約30%、日経平均株価は20%弱上昇しています。その分を失っても、過去10年間で米国株価(S&P500指数)は約4倍(年換算トータルリターン:約15%)程度に増えていますから、この下げ幅くらいで終わりと思うほうが現実的ではないでしょう。

繰り返しますが、私も株主の端くれですからこれくらいでもう勘弁してほしいのですが、そういう心理状態の時ほど、やはり株価はさらに下がってしまうものなのです(悲)。

では、どうすればいいのか、です。今回のコロナショックはリーマンショックと異なり、金融機関の問題だけではありません。全世界の全産業が影響を受けていますから、正直、株とか投資どころではないと思っている方がほとんどではないでしょうか。

でも、私達はその中で生き延びないといけません。それぞれの立場は異なりますが、次のようなマインドセットを持ってはいかがでしょう。

(1)自分の人生観や仕事観を見直す

価値観や常識をひっくり返すいいチャンスかもしれません。今回は、昨日の延長に明日はないことが証明された事例です。なぜ定期的に給料がもらえていたのか、自分の付加価値は何なのか等を考えるチャンスです。