中国で清明節を迎えた4月4日、大都市や各地にある主要観光施設は多くの市民で賑わった。
北京や上海にある繁華街や広場、商業施設やレストランなどには多くの利用客が集まり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大以降、最大の賑わいとなった。
だが、症状が出なければ感染者にカウントされていないことから、その実態は不透明であり、再び感染が拡大する可能性もある。落ち着いたように見えるからといって、日系企業が中国で操業を再開できる状況ではない。
WHO・テドロス事務局長の姿勢に各国から避難
現在、中国は新型コロナウイルスが終息したかのように、感染源国から支援国へと舵を切った外交を展開している。既に、イタリアやスペインなどをはじめ、支援体制が脆弱な国々やEU、AU、ASEANなどに積極的な支援を行っている。
そうした中、ある問題が物議を醸している。それはWHOと中国との癒着だ。新型コロナの問題が大きくなってから、WHOのテドロス事務局長の中国寄りともいえる姿勢に各国から非難の声が上がっている。