カレー「ココイチ」の壱番屋、新型コロナ禍のなか既存店売上高が対前年同月比90%台を維持(2020年3月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はカレーチェーン店「CoCo壱番屋」を運営する壱番屋(7630)の、2020年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年4月6日に更新された壱番屋の2020年3月既存店売上高は、対前年同月比90.2%。内訳は客数89.5%、客単価100.8%で、新型コロナウイルスの影響による客数減からマイナス成長になりました。

続きを読む

また全店売上高も90.1%であり、既存店・全店ともにマイナス成長となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。

前期の既存店売上高は対前年同月比でプラス成長8カ月、マイナス成長4カ月です。ただしマイナス成長月は下期に3カ月あり、下期は若干の苦戦。それでも新型コロナの影響が生じ始めた2月は102.5%とプラス成長でした。

また前期の全店売上高も既存店同様プラス月8カ月、マイナス月4カ月。2月は102.5%でプラス成長となり、既存店と全店で同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2018年12月の3,815円を安値に上昇しており、2020年1月には6,130円の高値に到達しています。しかしその後反落する中で2月からの株式市場全体の下落も重なり、3月には3,530円まで下落しました。

いったんリバウンドし4,600円台まで上昇したものの、再度下落に転じ現在は4,000円付近での攻防となっています。

2021年2月期の初月である3月は、全面的に新型コロナの影響を受けてのスタートとなりました。ただし3月は既存店・全店ともに対前年同月比90%は維持しており、なんとか踏みとどまっている状態です。

感染拡大が続く中で、今後も持ちこたえることができるのかが注目されます。

壱番屋の過去1年の株価推移

拡大する

参考資料:2020年3月度月次情報

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。