口コミや評判が良くても、子どもと先生の相性が悪ければ、塾は子どもにとって苦痛以外の何物でもなくなってしまいます。塾選びをするときには、親が勝手に決めてしまうのでも、子ども任せにしてしまうのでもなく、まずは親子でしっかりと話し合う必要があると思います。

  • 塾に行く(行かせる)理由は?
  • 塾での目標は?
  • どんな授業を受けたいか(複数人がいいのか、個人がいいのか)?
  • 行き帰りの手段は?

──など。また、塾に入れたらそれで終わりではなく、

  • 塾の授業はどうか? ついていけているか?
  • 成績は少しでもアップしたか?

定期的にチェックしたいところ。

もしかしたら、通っている塾がいい塾かどうかは、実際に学習する子どもとそれをサポートする保護者の“塾の使い方”次第なのかもしれません。

まとめ

塾に限らず習い事全般に言えることですが、せっかく口コミ評価が高いところに通わせても、通っている本人が通うのを苦痛に感じたり、やる気が起きなかったりすれば、通わせる意味がないばかりか、本人や周囲の人たちに悪影響を及ぼしてしまいます。

金額や通いやすさはもちろん大事なチェック項目ですが、少々時間がかかっても本人が意欲を持って勉強に取り組んでくれる…そんな塾を探すのがベストだと言えそうです。

大中 千景