(3)自分で勉強する

今回このファンドを購入されて不幸にも繰上償還を受けられる方は、さぞ残念な思いをされていると思います。それでも、そこから学べることがあります。それは、元本確保という仕組みは”何とかショック”の時には役に立たないという事実です。

おわりに

筆者もいろいろな投資を通じ、損もすれば得もしてきました。そこで学ぶことが多いのも事実です。ご自身の資金を投じ、一生懸命資産を増やそうとする読者の努力を私は尊敬いたします。

また、図らずもこのファンドを運用し損失を出してしまった資産運用会社は、運用損を出してしまったことを真摯に反省すべきです。元本確保の設計が甘かったと言われても反論しようがありません。

筆者もコロナショックで一部資産が毀損していますが、今回のショックは全員が「忍」の一字で耐え忍ぶ時期なのだと思っています。

参考:ニューヨーク・ダウの推移

出典:macrotrends.netより筆者作成(期間:2007年4月5日〜2020年3月27日)

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太田 創(一般社団法人日本つみたて投資協会 代表理事)