数日間買い物に行かなくてわかったこと
「買い物に行かなかった」理由はさまざまですが、今回お話をお伺いした方たちは、普段よりも買い物の回数を減らしたことで「わかったこと」があったようです。
買い物に行きすぎだった
「普段は2日に1回くらいスーパーに行っていましたが、子どもが臨時休校になったので連れ回すわけにもいかず、自ずと買い物の回数が減りました。気づいたら8日間経っていましたが、日持ちするものばかりを食べていたわけでもなく、意外と普段と変わらない食生活が送れていることに気付きました。豆腐やトマトが欲しくなって、9日目に買い物に行きましたが、今まで買い物に行きすぎだったんだと思います。でも、買い物に行っている間は夫に子どもを任せて私一人になれるので、ささやかな幸せを感じます(笑)」(38歳/主婦)
時間の使い方が変わった
「会社から在宅勤務指示が出ているのですが、ZOOMを使ったミーティングが日中に何回も入るので平日は落ち着いて買い物に行くことができなくて。今は買い物は休日だけで、平日は家に籠る生活ですので、5日間とか6日間は買い物に行っていませんね。これまでは仕事帰りにその日いるものを買って帰る生活でしたが、このパターンの方が仕事のある日でも夕方に時間ができて、家事をマメにできるのでアリかもしれません。買い物以外に休日にフラっと出掛けられないのはちょっと辛いですけど、仕方ないですね」(29歳/会社員)
スーパーは安くて新鮮だけど…不便は感じない
「感染が怖いので、1月下旬頃から仕事と通院以外には極力外出しないようにしています。うちは生協の宅配が毎週来るので、そもそも買い物も週1~2回くらいでしたが、今はスーパーへの買い物は2週間に1回くらいかな。10日間行かないこともありますよ。野菜や果物、お肉、お魚なんかはやっぱりスーパーの方が安くて新鮮だなとは感じますけど、でもこんな時だし、買い物に行く回数は減っても特に不便は感じていないです」(43歳/パート)
今回お話を伺った方たちからは、買い物へ行く回数が減ったことで生活が激変した、といった感想は聞かれませんでした。かつてのようにストレス解消のための買い物や、リフレッシュのためのレジャーができないことに対する不満は多少ありつつも、買い物に行く回数が減ったことについてはむしろ満足感や達成感を得ているようにすら感じました。