無事に新年度がスタートしたとしても、例年のように不安を感じないまま準備するのとは違い、常に感染状況を気にしながら子供会運営をしていく必要があります。資源回収などのように子供会ごとの行事ならすぐに決断を下せますが、地域全体が関わってくるイベントでは横のつながりや連絡を緊密に取らなくてはいけません。

学級閉鎖や学年閉鎖、はたまた学校閉鎖も地域閉鎖も起きるもしれないと、最悪の事態に備える態勢を維持しないといけないのです。今年に限っては、早めに準備をして余裕をもってスケジュールを組み進めていくことは難しいといえるでしょう。

例年以上に緊張感漂う子供会運営

学校が再開となっても、地域の新型コロナウイルスの感染状況次第では再び休校措置が取られるかもしれません。PTAや子供会運営も平時のように淡々と仕事をしていけば大丈夫というわけにはいきません。未知のウイルス相手では、例年と同じ考えで子供会行事の作業を進めていくことには無理があります。

すでに近隣の中学校では3年生の修学旅行の延期を決定するなど、新年度の行事日程の変更が出始めています。学校内で済むイベントは直接子供会に関わってきませんが、納涼祭や地域全体の防災訓練は子供会も連携する大きな行事です。責任の大きさは学校やPTAの方が大きいものの、子供会も遅くとも予定日の2週間前には案内を配布して準備をしていきます。しかし、今年は「直前になって中止になるのもやむを得ない」と肝に銘じ、臨機応変に対応するしかないでしょう。

中山 まち子