「おたくのオフィスはどこ?」と聞くので都内だと答えると、「ならうちまで車でも2時間かからないから早く持ってこい」と要求。「それはできないので商品を今日すぐに発送する、明日か明後日には届く」と回答しても譲りません。さらに書面での謝罪も再三要求してきたのだそう。

しかし、男性の上司に代わったところ、すんなり引き下がった様子。Aさんは「女性が相手だからと無理難題を言うクレームの電話が後を絶たない」と嘆いていました。

「さっきは無料って言ったじゃないか!」

続いて、自動車保険に付帯するロードサービスの手配窓口で電話対応をしていたBさんの話です。Bさんの会社のルールでは、ガソリン切れは年1回までは無料で対応、2回目以降は顧客が実費を負担ということになっていました。それはもちろん、自動車保険の契約の際にきちんと書面にも書いてあるルールです。しかし、何度もガソリン切れで連絡してきては無料での対応を求める顧客がいたのだそう。

Bさんが新人でまだ案内に不慣れな頃、うっかり「ガソリン代は無料です」と言いかけてしまいました。しかし、すぐに2回目以降は有料というルールを思い出し「少々お待ちください、確認いたします」と保留に、顧客の過去の対応履歴を見て「申し訳ございません。〇月×日にすでに無料で対応させていただいておりますので、今回はお客様の実費負担によるサービス提供となります」と伝えました。すると、「さっきは無料って言ったじゃないか」と怒鳴り声。

そこで詳しい確認をしないで案内してしまったことを丁重に謝罪し、履歴を確認したら2回目だということが判明したために今回は有料だと伝えても怒鳴り声はやみません。最終的にはこちらも男性上司に代わったところ、渋々納得してもらえたとのことでした。