お金を使う際に、どんなリターンがあるかを予想して、得られるリターンが大きいと思った場合は積極的にお金を使うのです。

たとえば5,000円出して飲み会に行く場合、仕事や上司の愚痴を言いながら酒を飲むのは、その場は楽しくある程度のストレス解消になるかもしれませんが、そこから得られるリターンはあまりないでしょう。

しかし同じ5,000円を出して飲みに行くのでも、普段あまり交流がない業界の人などが多く集まる飲み会であれば、新しい人間関係を築けたり、仕事に対する刺激を得られたりといったリターンが得ることができます。

このように、同じ5,000円の出費でも得られるリターンの質は大きく異なり、お金持ちの人は後者のようなお金の使い方を好む傾向にあります。

メリハリのあるお金の使い方を!

お金持ちの人は贅沢品を好み、豪快にお金を使うというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際のところお金持ちの人は同時に倹約家であることも多いのです。

倹約家と言うと、ケチであまりお金を使わないと思いがちですが、お金持ちの人の場合は「意味があると思ったこと以外にはほとんどお金を使わない」というのが正しい解釈です。

お金持ちの人の中には、あまり高い服を着ずに量産されている既製品で済ませている人もいますが、それはその人が服にお金をかけることにあまり意味を見出していないからなのでしょう。

使うべきところにはお金をドンと使い、そうでないところはしっかり倹約するというメリハリこそが、お金持ちの人に共通する特徴と言えますね。