子どもを預けて仕事をするのは「子どもをお荷物扱い」してる!? 実体験から思うこと

親せきに預けられて人間関係の機微を知る

また、親せきに預けられたことも筆者の人格形成にとても影響を及ぼしました。預けられる親せきは3軒ほどで、いずれも父と母それぞれのきょうだい家族。筆者にとってはおじさんやおばさん、いとこと長時間一緒に過ごしていました。

今では昔ほど親せき付き合いはありませんが、幼少期からこうした親せきと密に接してきたことで、親とそのきょうだいの関係性や人の感情の機微などを学べたのではないかと考えています。親の仕事の都合とはいえ、友達でも家族でもない“親せき”という近くて遠い存在が身近にあったことを、今となっては親にも親せきにも感謝しています。

そして筆者は、自分が預けられるときに祖母や親せきに頭を下げる両親の姿を何度も見てきました。そのとき、「邪魔者扱いされている」「お荷物なんだ」と思ったことはなく、子どもながらに「働くってこんなに大変なことなのか」とひしひしと感じたものです。

両親とは短いけれど濃い時間を過ごせた

いろいろなところに預けられた筆者が今こんなふうに振り返られるのは、両親の配慮のたまものであるのは間違いありません。両親は当時、「こんなに忙しく働いて、一緒にいる時間が短くて申し訳ない」と筆者たちきょうだいに対して感じていたと言います。そのため、筆者たちと一緒に過ごせる短い時間にはとても愛情を注いでくれました。

たとえば両親は、プライベートも仕事も常に一緒にいるなかでいろいろあったはずなのに、子どもの前では絶対に夫婦げんかも仕事の話もしませんでした。そして筆者たちの話はじっと目を見てよく聞いてくれました。長期休暇には1年に1度は国内旅行に連れて行ってくれ、家族で過ごす楽しい思い出も作ってくれました。

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都内在住のフリーライター。ライトな話題から社会問題まで、アラサー女子目線で書いています。