負債を抱えながら貯金するのは大変です。しかし、昨今は社会人になったときからずっと奨学金などの返済生活をしているという人も少なくないのではないでしょうか。今回は、450万円あった負債をすべて返済し、32歳で600万円を貯めた女性に話を聞いてみました。

負債の整理と返済計画

今回話を聞いたAさんは、複数の負債を抱えていました。まずは大学進学のための奨学金400万円、2つ目が運転免許取得のために借りた学生ローン30万円、3つ目がクレジットカードのキャッシング20万円、合計450万円です。

そんなAさんがまず手をつけたのは負債の整理整頓。それぞれ、年率何%か、残高がいくらか、引き落とし日はいつか、引き落とし口座がどの口座かなどを表にまとめました。

これによって、支払いが計画的に進まなくなったり、家計が赤字になるのを防ぐことを徹底。というのは、残高不足で引き落しができない月があり、2か月分を一気に支払うことで家計が赤字になることが何度もあったからです。それを防ぐことができるようになり、返済にリズムができていきました。

次にやったのは、奨学金、学生ローン、キャッシングの返済の進捗をカレンダーに書き込むこと。引き落とし日に返済金額と、その時点での残高、残りの返済回数を記入すると、書き込むたびに「早く返済したい」という気持ちが高まったと言います。