返済が終わってもペースを変えないこと

Aさんは28歳になったばかりの頃にすべての返済を終え、やっと貯金に移行することができたのだそう。返済を終えても、いままで返済に充ててきた分はすべて貯金に。そして、28歳で仕事の昇格で増えた分のお給料もすべて貯金に回したとのこと。「多分、返済が終わったからといって気を緩めなかったから、ちゃんと貯金ができたのだと思う」とAさんは振り返ります。

一度生活水準を上げてしまうと、元に戻すのは本当に大変です。特に独身のうちは人生の中でもお金が貯めやすい時期なので、生活水準を上げ過ぎないよう注意したいところです。

おわりに

Aさんが苦境を乗り越えて600万円まで貯金をふやすことができたのは、自分が決めたことを実行する徹底した努力のたまものと言えます。彼女から学べるのは、まずルールづくりをすること。そして、それを守るための工夫をすることではないでしょうか。

大塚 ちえ