・「昨年の台風のとき、養生テープを求めてお店をはしごしました。なかなか見つからず気持ちは焦り、ようやく見つけた品物は少量なのに普段の倍以上値段がするような品でした。それを教訓に我が家では『腐らないものは平時に多めにストックしておこう』ということにしました。毎日使う消耗品は、気持ち多めに家に置くことにしたので、物置はパンパンではありますが、安心感が生まれました。カップラーメンなども購入したらストックから食べていくので、このローテーションをしていれば今回のようなときにも焦らず済むと思います」

・「実家の母がワイドショーを真に受けお店に走ってしまうタイプなので、こういったときは落ち着くように電話をしています。放っておくと私たちの分まで並んで買おうとするので、そういった自分勝手な行動は孫のためにもしないで欲しいといいました。また、備蓄しておくこととともに、不安をあおるような噂話に加わらないことも私たちひとりひとりができることだと思います」

集中した購入に加わらない様、普段から家族で話し合ったり準備しておくことの大切さを忘れないようにしたいものです。

まとめ

「デマの拡散」というと、悪そうな人が意図的に行っている姿を想像しますが、今回のように「相手を思いやる身近ないい人」であるママ友が流すことでより混乱してしまうことも。

悪意のあるチェーンメールはもってのほかですが、根拠を調べたりしないで何も考えず「自分が知った情報をシェアしてあげよう」という気持ちだけで行動してしまうと、かえって相手を混乱させてしまいかねません。混乱が続く時だからこそ、子供たちを巻き込まないためにも大人たちが一呼吸おいてから行動することも大切なことではないでしょうか。

佐渡 六花