ネット申込みだと疑問があっても気軽に聞きにくいですし、自分でSIMカードを入れ替えるなどしなければならないので、携帯電話の知識が少ない人にとってはハードルが高いでしょう。

さらに、格安スマホの基本料金には通話料金が含まれておらず、通話時間に応じて料金が加算されるものが多いため、頻繁に通話する人はかえって料金が高くなる可能性があります。「仕事の電話が多いので、通話アプリが使えない」などという場合は、慎重に検討した方がよいでしょう。

おわりに

格安スマホに変えると、携帯電話料金がこれまでの3割ほどまで下がり、大幅な節約ができました。「何となくイヤ、不安」と感じていたことも、実際に変えてみるとそれほど心配することではありませんでした。

ただ、人によっては近隣に実店舗がなく手続きに手間がかかったり、大手キャリアを使っていたときよりも携帯電話料金が上がってしまったりするケースもあるでしょう。格安スマホにする際には、事前に手続きの方法を調べたり、変更後の金額をシミュレーションしておくと安心ですよ。

【参考】
NHK NEWS WEB」(NHK)
電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成29年度第4四半期)」(総務省)
家計調査(家計収支編)2人以上世帯(2018年):11 交通・通信~教育」(総務省統計局)
2019年スマートフォンの料金に関する調査」(MMD研究所)
スマートフォンユーザーのMVNO利用率は18.1%に(2019年9月25日)」(モバイル社会研究所)

吉田 貴絵