筆者の場合は1世帯どころか、1人で月8,000~1万円ほど支払っていました。15年ほど同じ大手キャリアを使っていたので、「これくらいかかるのが普通」という感覚だったのですが、この金額は当たり前ではなかったようです。
格安スマホで携帯電話料金が平均の3割弱に!
1世帯あたり月平均1万円ほどの携帯電話料金ですが、格安スマホの場合は状況が大きく変わってきます。
MMD研究所が実施した「2019年スマートフォンの料金に関する調査」によると、格安スマホ利用者の平均月額料金は2,753円と、平均の3割弱に収まっているのです。実際に筆者も格安スマホに変更したところ、月額料金が3,000円未満に下がりました。
しかし、これだけ料金が安くなるにもかかわらず、格安スマホの利用者はまだまだ少ないのが現状です。NTTドコモ モバイル社会研究所が実施した調査によると、スマートフォン利用者のMVNO※利用率は2019年時点で18.1%となっています。
※MVNO:Mobile Virtual Network Operatorの略。格安スマホ、格安SIMなどと呼ばれ、スマートフォンやタブレット向けにサービスを提供
これほど金額に差があるにもかかわらず、なぜ格安スマホに変えないのか、公的な調査結果は見当たりませんでしたが、ネット上の書き込みでは以下のような理由が多く見られました。
- 格安スマホが何なのかよくわからなくて不安
- 大手キャリアの方が安心感がある
- 単純に変えるのが面倒
- キャリアメールが使えなくなるのが困る
- 通話やネット回線が不安定そう
筆者も上記の理由で格安スマホを避けていたので、気持ちはよくわかります。同じような理由で格安スマホを避けている人も、少なくないのではないでしょうか。