中でも、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ルネサスエレクトロニクス(6723)といった半導体関連はいずれも終値が▲5%超安の急落となっています。

また、3月上旬における東海道新幹線の乗車率が前年比で約半減となったことを受け、東海旅客鉄道(9022)が▲4%安に迫る大幅下落となっています。

さらに、通信株も総じて値を崩し、ソフトバンクグループ(9984)、KDDI(9433)、NTTドコモ(9437)がいずれも▲3%超安で引け、楽天(4755)も冴えない値動きでした。

その他では、政府によるイベント自粛要請の10日間延長を受け、オリエンタルランド(4661)が大幅下落の安値引けとなったことが目を引きました。

一方、銀行株が引き続き買い戻され、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)が堅調に推移しました。

また、ファナック(6954)や日産自動車(7201)など直近の株価下落がきつかった銘柄への買戻しが出たことが注目を集めたようです。

新興市場(東証マザーズ)では、ユーザベース(3966)が急落して昨年来安値を更新し、アンジェス(4563)やブライトパス・バイオ(4594)なども急落しました。

葛西 裕一