特に自動車株では、トヨタ自動車(7203)とスズキ(7269)以外の全てが昨年来安値更新となり、その後は日産自動車(7201)が大幅高となり、ホンダ(7269)も堅調に推移しました。

また、ハイテク株では、昨年来安値更新にはならなかったものの、村田製作所(6981)、東京エレクトロン(8035)、ソニー(6758)、NEC(6701)などが大幅上昇で引けています。

その他では、金融株にようやく買戻しが入り、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)と三井住友フィナンシャルグループ(8316)が実に11日ぶりの反発となり、野村ホールディングス(8604)は一時+8%高に迫る急騰となったのが目を引きました。

一方、買戻しが入っても下落のまま引けた銘柄も少なくなく、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、ファミリーマート(8028)、コマツ(6301)、三菱重工業(7011)などが値を下げました。

また、原油価格暴落を受けて前日に大暴落した国際石油開発帝石(1605)が大幅続落となり、三菱商事(8058)、住友商事(8053)、丸紅(8002)などの資源事業に強い商社株もマイナス圏に沈んだまま引けています。

新興市場(東証マザーズ)では、前日にストップ安だったアンジェス(4563)が反発し、オンコリスバイオファーマ(4588)は一時ストップ高まで買われたのが目立ちました。

葛西 裕一