そのような中、日経平均株価は乱高下となりました。米国株の暴落を反映する形で、前場の序盤に一時▲806円安まで急落して約1年3か月ぶりに19,000円を割り込みました(昨年来安値を更新)。

しかし、その直後から急速に買戻しが入りあっという間にプラス圏へ浮上し、大引け直前には一時+271円高まで買われて20,000円台回復目前まで迫る場面が見られています。

結局、最後はやや息切れしたものの、3日ぶりの反発で引けました。日中の値幅(高値と安値の差)は約1,077円という荒い値動きでした。

なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反発となり、上昇率は日経平均株価を大きく上回りました。これは、中小型株を含めて全般的に買戻しが入ったことを示唆しています。

東証マザーズ株価指数は3日ぶり反発、売買代金は7日ぶりに1,000億円上回る

東証マザーズの出来高は1億3,191万株、売買代金1,114億円となり、いずれも前日より増加しました。前日に▲10%近く暴落した反動もありますが、新興市場でも買戻しが活発となり、売買代金は7日ぶりに1,000億円を上回っています。

また、株価指数も+3%上昇となる大幅反発でした。しかし、それでも700ポイント回復にはまだほど遠く、前場の序盤には600ポイント割れ寸前の場面も見られています。

MUFGとSMFGが揃って11日ぶりに反発、ソニーなどハイテク株も概ね買い戻される

個別銘柄では、東証1部の昨年来安値更新銘柄が1,400超(全体の約65%)に膨れ上がりましたが、そのほとんどが前場に安値更新となり、直後から急速に買い戻されています。