夫の転職後に待ち構えていた「転職貧困」裏に隠されていた邪な想い

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により各地で休校や休園という措置が取られている今。子どもをみるため仕事を休まなければならない親御さんも多いはず。そんな時に頭をよぎるのが、金銭面の不安。今回話を伺った百合さんも、そのひとり。ご主人の転職により、家計が苦しくなってしまったため、現在の状況を歯がゆく感じています。

夫の月給が30万から16万に激減

スキルアップや収入の増加など、転職にはどちらかというとポジティブなイメージがあるもの。しかし、当人にとって価値のある転職が必ずしも家族の幸せに繋がるとは限りません。

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東京都に住む佐藤百合さん(35)は3歳年下の夫を持つ、2児のママ。現在は工場で契約社員として働いています。「学童に頼る日もありますが、やっぱり人が密集する場所は怖いので仕事を休んで子どもをみる日もあります。私は日給なので、正社員の主人に有給を使ってもらえたらと思うのですが、育児は完全に私任せ。夫の転職で家計が苦しくなったので、私も稼ぎたいのに…」

夫の賢治さんはもともと、内気な性格。大学卒業後に入社した食品加工工場で長年働いていました。当時の月収は夜勤こなすと、30万を超えることもあったそう。百合さんもパート勤務をしていたため、特に家計が厳しいと感じることはありませんでした。「生活費は主人の給料でなんとかなっていて、私の給料は子どもや自分の娯楽、貯金に回していました。」

しかし、周囲とのコミュニケーションが上手くとれず、賢治さんはいつしか社内で孤立。その結果、心を病んでしまい、転職を考えるように。転職時、百合さんへの相談はありましたが、すでに賢治さんの中では意志が固まっており「報告」のような形だったそう。「給料が20万くらいになると打ち明けられて正直不安はありましたが、苦しみが減るのなら仕方ないなって。私の勤務日数や勤務時間を増やしたり家計を切り詰めたりしようって思いました。」

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「猫と人間が幸せに暮らす」をテーマに、愛玩動物飼養管理士やキャットケアスペシャリストの資格を活かしながら猫に関する記事を配信。
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