“もしも”の場合、家族が安心して暮らせるように・・・
家計の支出で最も大きなウエイトを占め、死後も残るのは住宅ローンや教育費ではないでしょうか。これらについては、万が一のとき残された家族の生活の基盤が崩れてしまうことがないよう、元気なうちから対策をしておくのが一般的でしょう。
■住宅ローン
住宅ローンを組む際に団体信用生命保険(通称:団信)に加入すれば、返済中に万が一のことがあった場合はローンの返済が不要になります。団信に入ることを義務付けているローンもあります。
しかし、最近は団信に入らないほうがお得なケースもあります。団信は保険料が年齢や健康状態にかかわらず決定されますが、民間の保険は若い人や健康な人、喫煙しない人などに向けた保険料割引もあるからです。これから住宅ローンを組む人は、団信ではなく民間の死亡保険を利用するという選択があることを知っておきましょう。
教育費
また、子どもの教育資金を確保する目的で考えると、「学資保険(子ども保険)」は有効な選択肢のひとつだといえるでしょう。学資保険も満期時に満期保険金を受け取ることができ、もし途中で契約者(親)に万が一のことが起きた場合は、その後の保険料払い込みが免除となります。
住宅ローンや学費以外にも、車やリフォームなどの大きなローンが残っている場合は、預貯金額を考慮して死亡保険金でカバーするという方法もアリでしょう。