そんな中、池袋では再開発が行われている

しかし、現在の池袋では再開発が行われています。極端に言うと、池袋がキレイになってきているということです。そのきっかけは、豊島区が2014年に消滅可能性都市に認定されたことでした。

消滅可能性都市とは、住民の転居や人口減の影響で、将来的に消滅する可能性がある都市のことです。日本創生会議の「全国市区町村別「20~39歳女性」の将来推計人口」によると、20~39歳までの女性が2010年から30年以内に、半分以下になると予測されている都市が指定されています。

豊島区は山手線沿線の自治体であるにも関わらず、東京23区の中で、唯一の消滅可能性都市として認定されてしまいます。これがきっかけとなり、豊島区では街を消滅させないための行動をとり始めました。

Hareza(ハレザ)池袋

たとえば、豊島区役所や豊島公会堂があった跡地には、劇場やホールなどが入っているHareza(ハレザ)池袋と呼ばれる施設が誕生しました。アニメやサブカルチャーなどを楽しめる場所となっています。

池袋西口公園

また、池袋西口公園もステージが完備され、演奏や演劇などを観覧できる場所として生まれ変わりました。

つまり池袋は、カルチャー文化を発信する街として、変貌を遂げているのです。

アニメのカルチャー文化を広めたり、街おこしをしたりしながら、池袋の「再開発」も行われることに…。再開発では、公園のリニューアルや商業施設の建設が行われました。