「投資フェーズ」を経たクックパッドのゆくえ

クックパッドは、2016年12月期決算説明会にて、「これから10年間は投資フェーズに入る」ことを宣言し、「戦う市場全てでNo.1」「潜在市場兆円規模」を目標として掲げ、今日に至るまで積極的にアプリ等のプラットフォームの構築や海外への展開を進めてきました。

今2019年12月期決算は海外事業の「のれん減損処理」により大きな赤字となったクックパッドですが、一方で海外の利用者は増加しており、海外アプリの評価も高いです。

2019年4月には、クックパッド海外版アプリが「Google Play Awards 2019」の「Standout Build for Billions Experience部門」に選出されるなど、大きな功績を残しています。

また、「Cookpad(海外版)」は2017年、「Google Best of 2017」に7地域で同時入賞しており、世界的にも高い評価がされていることが分かります。

クックパッドは「10年間の投資フェーズ」を経て「戦う市場全てでNo.1の実現」というミッションを達成することができるのでしょうか。今後の企業としての成長が気になるところです。

【参考】
質疑応答に関して2019年12月期 通期決算説明会 質疑応答の要約
2019年12月期 決算短信[IFRS](連結)
2019年12月期 決算説明会資料
世界各地域のクックパッド
2016年12月期 決算説明会資料
「Cookpad(海外版)」が、Google Play Awards 2019のStandout Build for Billions Experience部門に選出

鈴木 太陽