最近は小泉進次郎環境大臣の育休取得が話題になるなど、男性の育休取得に注目が集まっています。まだまだ一般化するには時間がかかりそうですが、こうして一つずつ進歩していくのは大事なことですね。

筆者の職場でも、男性の育休取得を後押しする動きが始まっており、知る限りではこれまでに2人の男性が育休を取得しました。職場の規模からすると「普及した」とは言い難い数字ではありますが、そのうちの1人に、実際に取得した経験について聞いてみました。

育休取得までの流れ

今回話を聞いたAさんは、「育休取得はそれほど大変なことではなかった」と話します。

「もともと人事部に仲が良い人がいて、第2子ができたということは話してあった。すると、『生まれたあとに育休取る?』という話になり、男性が取得できる育休制度を構築中であることを教えてくれた。だったら第一号になろうと思って、申請方法を教えてもらった」とのこと。

その後、人事部に何枚か申請書を出し、上長に相談して育休取得期間を決めたのだそう。上長からも「もちろんいいよ! 絶対取ったほうがいいよ!」と力強く勧めてもらったようで、人事部ともいろいろと調整してくれたと言います。

「部長には本当に感謝している。ああいう人でなければ、育休について相談すらできなかったと思う」とAさん。「大きなプロジェクトが終わって、しばらくはゆったりモードだね、という時期だったのもあると思う。繁忙期だったら言い出せなかった」と、仕事の状況についても言及していました。