お金の問題を解決するポイントは家計の「共有」
さて、金銭感覚のズレやお金がない時のイライラを解決するにはどうしたらよいのでしょうか。
そのキーワードは「見える化」です。
どちらか1人がカリカリ節約しているだけでは、いつまでも解決しませんよね。そのために、まず、2人で家計の現状を把握し、共通の認識を持つ、ということが大切になるのではないでしょうか。
そこで一番おすすめなのが、「家計簿を夫婦でチェックすること」。
多くの家庭は妻が家計簿をつけていて、夫は内容を把握していないことが多いでしょう。そのため、夫の「おこづかいをもっと上げてほしい」という気持ちと、妻の「家計が厳しいからそんなに上げられない」という気持ちがすれ違ってしまうのです。
家計簿で、お金の流れが「見える化」されていれば、何にどのくらい支出していて、どのくらい余裕があるのかを夫婦で把握することができます。
おこづかいアップが難しい理由に納得できたり、逆に、妻だけでは気づけない無駄遣いや使途不明金がクリアになったりすることも期待できます。
家計についてオープンに話すことができれば、お互いの金銭感覚も含めた価値観についても理解し合うことができますよね。譲れるところ、譲れないところを話し合っていきましょう。
その際も、「これは無駄遣いでしょ?」とバッサリ否定するのではなく、「息抜きも大事だよね、でももうちょっと削れないかな?」など、相手の価値観を尊重した伝え方をすることが大事かもしれません。くれぐれも思いやりの気持ちを忘れずに。
まとめ
いかがでしたか?金銭感覚は人それぞれ。いくら夫婦とはいえ「完全一致」となるのは難しいかもしれません。でも、どちらか1人だけがカリカリ節約してストレスを感じるのは困りもの。まずは家計簿の中身も含め、家族のライフプランについて、夫婦でオープンにできる関係を築くことをオススメします。
お互い譲り合えるところを見つけて歩み寄る作業は、家計のためだけではなく、仲良くこれからも生活していくためには大切なことです。
夫婦はチーム。お金のこと、人生のこと、2人で一緒に考えてみませんか?
【参考】
「スパークス・サーベイ -世相をスパッと一刀両断- 夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査 2018」スパークス・アセット・マネジメント調べ
「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2017」SMBCコンシューマーファイナンス
LIMO編集部