また、勤務先に企業DCがない場合には、iDeCo(イデコ)を活用して自分自身の老後資金を確保しておくことも必要であろう。
退職後の年金額も知っておきたい
年金は過去のはたらき方(納める保険料)で決まるので、退職後に恣意的に増やすということが難しい要素だ。また、そもそもではあるが、厚生年金や国民年金といった違いもある。
年金については、自分がどの程度手にすることができるのか、またほかの人たちがどの程度の年金を受け取っているのかなどを参考に、老後に向けての資産運用を考えてもよいであろう。
個人のマネープランの肝とは
パーソナルファイナンスという言葉があるが、老後に向けて個人のマネープランを考える際に重要な要素がある。
- 退職金(確定給付・確定拠出)
- 住宅購入の有無とともに住宅ローンの有無
- 給料から拠出する資金での個人による資産形成(iDeCoやNISA)
これら3つの要素が個人のバランスシート(貸借対照表)を考える際に重要な要素となる。