アメリカ生まれのポットマムは、鉢植えで楽しむキクの一種。ガーデンマムとも呼ばれます。

コンパクトな株姿ですが、小ぶりの花が密集して咲くので、一鉢だけでも豪華で華やかになるのが魅力です。

花色や花の形がバラエティー豊富で、秋から初冬まで長い間開花。今回はポットマムについて、その魅力に迫りながらさまざまな花の形や育て方を詳しく紹介します。

1. この記事で紹介する「ポットマム」にまつわるあれこれ

【写真1枚目/全9枚】2枚目以降では美しいポットマムの種類をご紹介します1/9

紫、赤、黄色、オレンジのポットマムの花が満開。植木鉢に植えられている

Foxphotoss/shutterstock.com

  • ポットマムとはどんな花?
  • ポットマムの魅力
  • ポットマムの花形別の種類5選
  • ポットマムの育て方

2. ポットマムとはどんな花?

品種が豊富なポットマム。初心者でも育てやすい!2/9

濃いオレンジの花を咲かせているポットマム

yakonstant/shutterstock.com

  • 学名:chrysanthemum x grandiflorum
  • 科名・属名:キク科デンドランセマ属

ポットマムは鉢植え栽培を主とした園芸品種として、アメリカで生み出されました。開花時期は9~11月で、小さめの花が株をおおうように密になって開花するのが特徴です。

品種が豊富で育てやすいので、初心者からベテランまで幅広く愛されています。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

3. ポットマムの魅力

秋の庭や玄関を彩るポットマムの魅力に迫ります!3/9

赤、黄色、白、ピンクのポットマムの花が満開

New Africa/shutterstock.com

3.1 豊富なカラーバリエーション

ポットマムの花色は赤・黄・オレンジ・ピンク・紫・白などさまざま。グラデーションやバイカラーの品種もあり、好みや庭の雰囲気に合わせて自由に選べます。

3.2 育てやすさ

植えっぱなしにしても毎年花を咲かせる多年草で、比較的丈夫な性質。手入れも簡単なため、ガーデニング初心者にもオススメです。

3.3 長い鑑賞期間

ポットマムは開花期間が長く、初秋から初冬まで楽しめます。また花の寿命も長く、つぎつぎと花芽が出て途切れることなく開花するのも魅力です。

4. ポットマムの花形別の品種5選

4.1 アネモネ咲き

花の中央と花びらの色のコントラストが鮮やかな「アネモネ咲き」4/9

花の中央が黄色、花びらが赤のアネモネ咲きのポットマム

J Need/shutterstock.com

アネモネ咲きはアネモネのように花の中心部がふっくらと盛り上がり、その周囲を花弁が取り囲んで開花するのが特徴です。

中央部と花弁の色とのコントラストが鮮やかで、庭をよりいっそう華やかにしてくれます。

4.2 デコラ咲き

ゴージャスでエレガントな美しさの「デコラ咲き」5/9

花びらがたくさん集まっている、デコラ咲きのポットマム。花色はピンク

New Africa/shutterstock.com

デコラ咲きはバラやダリアのようなゴージャスな花姿が魅力。多くの花弁がぎっしりと集まって、エレガントな雰囲気を漂わせます。

色鮮やかでボリューミーな花が、秋から冬にかけての庭を明るく華やかに演出してくれるでしょう。

4.3 スパイダー咲き

クモの足のように細長い花びらがユニークな「スパイダー咲き」6/9

花びらが細長い、スパイダー咲きのポットマム。花の色はオレンジ

Dan Gabriel Atanasie/shutterstock.com

スパイダー咲きは細長い花弁が放射状に広がり、名前どおりクモの足のような姿。今にもクネクネと動き出しそうな、独特の形状がインパクト抜群です。

細い花弁が風に揺れ、庭に軽やかな動きを与えます。

4.4 スプーン咲き

スプーンのような形の花びらが個性的な「スプーン咲き」7/9

スプーンのように先端が広がっている形の花びらが特徴の、スプーン咲きのポットマム。花びらの色は濃いピンク、花の中央は黄色

Meeh/shutterstock.com

スプーン咲きは花弁の先端がスプーンのように広がる様子がユニーク。ユーモラスで愛らしい花姿が、庭のアクセントとしてピッタリです。

秋の庭にポップで明るい雰囲気を与えてくれます。

4.5 ポンポン咲き

ころんとした丸い小花が愛らしい「ポンポン咲き」8/9

小さい花が球状に咲くポンポン咲きのポットマム。花色は白。

arrowsmith2/shutterstock.com

ポンポン咲きは球状に咲く花がまるでポンポンのよう。ひとつひとつは小さい花ですが、密集して咲くのでこんもりとまとまって華やかな印象になります。

小ぶりで愛らしく、周りの花ともよくなじむので、引き立て役としてもオススメです。

5. ポットマムの育て方

ポットマムの育て方をわかりやすくご紹介します9/9

植木鉢に植えられたピンクと黄色のポットマム

Africa Studio/shutterstock.com

5.1 栽培環境

ポットマムは日光を好むので、日当たりのよい場所に置きましょう。水が当たると花が傷むため、雨の日は軒下に移動すると安心です。

5.2 水やり

乾燥に強いですが、開花中は水切れに注意が必要。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。過湿には弱いため、土が湿っているときは水やり不要です。花に水がかからないように水やりすると、花が長持ちします。

5.3 肥料

ポットマムは肥料を与えると花つきがよくなります。春に新芽が出たら、定期的に緩効性の肥料を与えましょう。鉢植えには開花前に液体肥料を施すのも効果的です。

5.4 摘芯

株をコンパクトに整え、枝の分岐を増やして花数を多くするため、 春~夏の生長期に切り戻しや摘芯で成長点を摘み取りましょう。咲き終わった花もこまめに摘み取ると、次の花芽が出やすくなります。

5.5 植え替え

毎年植え替えをすることで、根詰まりを防ぎ健康な生長を促進できます。植え替えの適期は3~5月。古い土を落として伸びた根を整理し、新しい土に植え替えましょう。

6. 色と形の多様性が魅力のポットマムで秋を彩る

ポットマムは多彩なカラーバリエーションと育てやすさで、近年人気が上昇中。鉢植えで栽培できるので、花壇から玄関、ベランダまでさまざまな場所で楽しめます。

花が少なくなる季節に色とりどりのカワイイ花が咲くポットマムで、秋の庭を彩ってみませんか。