もちろん赤ちゃんの頭の上でスマホを片手でいじるのは電磁波の影響も怖かったし、何より手がすべって赤ちゃんの頭にスマホを落としてはいけない!と思っていたので、ソファの横にサイドテーブルを設置して、そこにスマホを置いて使用していました。
最初のうちは「授乳は親子の大切なコミュニケーション! ちゃんと赤ちゃんの目を見てあげて」と聞いていたので、授乳中は娘の顔をじっと見ていたのですが、首は痛いし肩はこるし、何より夜中の授乳中は眠気が酷くて、つらくてつらくて…。
そんなときにふと、こう思ったのです。
「つらいなぁ、眠いなぁ、しんどいなぁ…ってネガティブなことを思いながら授乳してるのに、これで本当にコミュニケーションが取れてるの?」
ママも授乳中はリラックスしていいはず!
それからは、ちょっぴり罪悪感を覚えつつも、授乳中にちょくちょくスマホを見るようになった筆者。子育てママの情報交換サイトや掲示板、SNSで色々な情報を収集したり、友達のメールに返信したり。
夜中の授乳中、眠気と格闘しながらSNSを見ると、そこには「いま深夜の授乳中。眠いよ〜」という書き込み。
思わず「私も授乳中です!お疲れ様です!」と書き込みをして、「あぁ、いま頑張っているのは私だけじゃないんだ」と心強く思えたり、遠く離れた友人からのメールを読んで、温かい気持ちになったり…。
睡眠不足の時って、あれこれネガティブなことを考えがち。夜中の授乳中は「もう、しんどいなぁ、眠いなぁ、早く寝てくれないかなぁ」と思ってばかりいた筆者ですが、そんなときにほんの少しだけスマホを見ることで、「よし、頑張ろう!」と思えたのです。
少々大げさに言うと、筆者は「スマホ授乳」に大いに助けられたひとり。なので、声高に「スマホ育児は絶対にいけない! 絶対に禁止!」なんて断言することはできません。