自分にとって重要な用事よりも新しい誘いや依頼に価値を感じるのなら、後者を優先したくなるはずなので、この2つ目の方法は自分の中での一定の価値観を基準にできるという利点があります。

③ 「その誘いや依頼を受けたと仮定して、その後にキャンセルになった」と想像してみる

2つ目の方法は、一定の価値基準に基づいて誘いや依頼を受けるかどうか判断できるという良さがありますが、一方で自分の中でとても重要な予定(家族旅行や出張など)を上回る誘いや依頼というのが現実的には少なく、2つ目の方法を利用できるシーンは限られているとも言えます。

そこで、新しい誘いや依頼を受けたと仮定して、その後にキャンセルになったと想像してみます。この時、キャンセルになって残念だと感じるのか、嬉しいと感じるのかで承諾することを判断するのが3つ目の方法になります。

この方法では、自分がその誘いや依頼に対して価値を感じているのかを疑似的に体験することができるので便利です。

まとめ

本記事では、誘いや依頼を受け入れるかどうかの判断基準を3つ紹介しました。会社の飲み会が多い時期や、友人の誘い、家族の行事が集中する時期は特に、どの誘いや依頼を受けるべきかを慎重に考える必要があるでしょう。

自分にとって価値のあることに時間やエネルギーを使い、逆に自分にとって価値のないものを避けていくことで、心のゆとりが生まれ、無駄な出費を防ぐこともできるでしょう。ぜひ、日々の悩ましい誘いや依頼の取捨選択の際には、上記の3つの方法を試してみてください。

鈴木 拓人