少額投資非課税制度のNISAや個人型確定拠出年金のiDeCoといった制度が普及し始め、投資に対するハードルが以前より下がりつつあります。マイナス金利の影響もあり、銀行預金だけではなかなか資産を増やすことができない時代、投資を上手く活用して資産形成をしていきたいものです。

ただ、資産形成の手段には元本保証でないものが多く、投資初心者は不安に感じることもあるでしょう。そこで今回は、投資初心者が失敗する主な理由と注意点を紹介します。

投資初心者が気をつけたいこと

株主優待に期待したが株価が下落

株式投資では、株を所有することでその企業の商品や金券・割引券などの特典がもらえる株主優待で銘柄を選ぶこともあるでしょう。優待内容で選ぶこと自体に問題はありませんが、その株が割高な水準ではないか、その企業の業績に不安がないかなどをしっかり見極めることが必要です。

もし株式購入後に株価が大きく下落することがあれば、株主優待のメリットは帳消しになってしまいます。いくら良い内容の株主優待だからといって、株価を意識せずすぐに飛びつくことは避けた方が良さそうです。