リモートワークを行える準備をしてきた企業だけがスムーズにその環境にシフトしているともいえよう。今後の新型コロナウイルスの広がり次第でもあるが、目の前にあるその感染リスクを背景に今後、リモートワークの環境整備が進む可能性は高い。その際に注目されるのが、SlackであったりZoomであったりするというのは誰もが想像しよう。
インバウンド需要が壊滅的に
さて、国内でもっとも懸念されるのは、外国人旅行客の減少ではないであろうか。外国人旅行客による消費などは、インバウンド需要とも呼ばれ、GDP統計上は輸出に該当するが、国内消費の刺激要因であった。
中国人を中心に日本への旅行客が減少することで、消費に対してネガティブな影響が予想される。最近では欧州、米国、カナダなどの旅行客のキャンセルも報告され、中国だけではなく、世界中からの来日が減少するのではないかと懸念されている。
イベント中止などの緊急事態
そもそも2020年の東京オリンピックにおいては、インバウンド需要はかなり期待され、それに合わせてホテルなどの宿泊施設やイベント施設の準備も進められてきた。