この調査の結果、20代~50代の男性会社員のお小遣いは毎月平均「3万6,747円」であることが分かりました。これは前年に比べて3,089円減少し、1979年の調査開始から2番目に低い数字です(最低額は1982年の3万4,100円)。
一方、20代~50代の女性会社員の毎月のお小遣い額は「3万3,269円」(前年比1,585円減少)となっており、過去最も低い金額のようです。男女ともお小遣いは減少傾向のようですね。
こうみると、お小遣いの増額は難しい家庭が多いと考えられます。欲しいものを買いたい、飲み会を楽しみたい…。そういった欲とうまく付き合うには、「お小遣い」の額を増やすのではなく「自由に使えるお金」を増やす努力が必要となるでしょう。
毎月自由に使えるお金を増やすコツ
では、どのようにして自由に使えるお金を工面すればいいのでしょうか。前述の「2019年サラリーマンのお小遣い調査」によると、お小遣いのやりくり実施率は、男性会社員が78.9%、女性会社員が89.4%と多くの人が何らかの節約に取り組んでいることが分かります。
具体的なやりくり術は、「昼食費を安くするように努力している」「弁当を持参するようにしている」「水筒を持参するようにしている」など、オフィスでの飲食代を節約している人が多いようです。男性会社員は「外で飲む回数を減らしている」が2位となっていますが、女性会社員は「洋服・靴など、安いものを買うようにしている」など、被服費を節約している傾向があるようです。
以下では、具体的なやりくり術をご紹介します。