Hさんはご主人から親の無礼を何度も謝られたそうです。ほどなくしてHさんは妊娠・出産。義実家への苦手意識は芽生えていましたが、生まれた孫を見せることで、義母の心が満たされてくれればと思っているそうです。

嫌な態度を取り続けた義母に対し「夫が離れてしまいお義母さんは寂しい思いをしていたんだなと思いました。理屈で考えたら、自分の家庭を優先するのは当たり前。誰にも文句をいわれるようなことではありません。あとでわかったのですが、どうやら義母は夫が実家よりも私の実家に顔を出していると思い込んでいたようで。

そこから『取られた』という嫉妬にいたったようです。私も息子が生まれて改めて実感したのですが、いつかこの子が自分よりパートナーを優先する日が来ると思ったら、少しだけ義母の気持ちがわかりました(笑)。この先、義実家から離れた場所に住むことになったら「やっぱりメーガン!」なんていわれるんだろうなと夫と笑い話にしています」

ひどい態度を取られても義母の気持ちを汲み取ったというHさん。自分の場合は夫が味方してくれたので笑い話にできたが、世の中には一方的な思い込みで恨まれ傷ついている人があちらこちらにいるのではないかと語ってくれました。

まとめ

今まですぐそばにいた息子となかなか会えなくなったことを悲しみ、その原因を嫁のせいにする姑。息子が家庭を持ち自立したことを喜び、温かく見守ることができる人ばかりではないようです。よその家庭に対し「あの子は変わった」「いいように動かされている」なんていう噂話はよくあることです。実際にパートナーの影響を受けたとしても、それは当人たちにしかわかりません。変わったといわれる人は、本当にそこに意思がないと言えるのでしょうか。

その変化は悪いものかよいものか。誰しも、できれば周囲から祝福される結婚をしたいものです。ですが、年代や性別、風習などにより理解されない関係があることも事実。ロイヤルファミリーとは全く状況が違うことにぜひ気が付いて欲しいものです。

佐渡 六花