優先順位を決める~自分にとって「価値のあるもの」とは~
お金を使う優先順位を決めておけば、息苦しさを感じることなく支出を抑えることができます。まずは、自分にとってなにが大切なのかを見極めてみましょう。
たとえば、仕事に精を出せる、生活の質を高められるものは優先すべき項目です。ストレス発散になっているのなら、お金を出す価値は十分あるといえるでしょう。「映画鑑賞はリフレッシュになるのでお金を惜しみたくない」「おいしいものを食べると元気が出るので、月2回くらいは外食をしたい」など、自分の習慣と気持ちに向き合ってみてください。
そのうえで、優先順位が高いものは自由に満喫し、2~3番目に位置する項目は金額や回数に上限を設定しましょう。「趣味は思いっきり楽しもう」「暇つぶしに購入する雑誌は図書館で借りて済ませよう」と、節約のスイッチを切り替えやすくなりますよ。
また、1つの項目の中で優先順位をつけるのもポイントです。同じ飲み会でも、人脈を広げられる飲み会とそうでないものには、含まれている価値が異なります。「この飲み会は欠席してもいいだろう」「この趣味はもっと安く抑えても問題ない」と、一歩踏み込んで考えてみましょう。