昨年来「老後の2,000万円」が気になっているという人も多いと思いますが、その半分の1,000万円であっても、貯金するとなると並大抵のことでは到達できなさそうですよね。

しかし、すでに1,000万円を貯めてしまった女性もいます。今回は、20代のうちに1,000万円貯めたという女性3人に話を聞いてみました。特別お給料がいいとか、実家がお金持ちだというわけではない彼女たちは、どうやって1,000万円貯められたのでしょうか。

収入が増えて生活水準が上がる同期を横目に…

ある証券会社で働くAさん。彼女は27歳で1,000万円貯めることに成功しました。

「大学時代の友人は金融機関に勤務している人が多かった。私の会社は証券会社でも規模が大きくないからそんなにお給料はよくない。でも、大手の証券会社に行った子たちは、20代半ばで年収1,000万円超えという人もいたし、どんどん生活水準が上がっていった」と言います。

「ちょっとした距離でも『疲れたから』と言ってタクシーを捕まえたり、ご飯を食べるのも5000円とか1万円のコースを平気で頼んだり。そんな友人たちを見て、ふと『この人たちよりも早く、たくさん貯金をしたら面白いな』って思った」と、貯金を始めたきっかけについて教えてくれました。

「友人たちが、『なんだかんだお金が貯まらない』という話をよくしているのを聞いていて、そりゃそうだと思った。だから、みんなより早く1,000万円貯めてびっくりさせてやろうって、最初はおふざけ半分で始めた」と笑います。