実家から大学に通っていたCさん。それまでアルバイト代は遊びと教科書代に使っていましたが、遊びに使うよりも貯金して不動産投資の軍資金にしたいとお金を貯め始めたのだそう。

「その頃は金銭感覚が今ほどリアルじゃなくて、1,000万円くらい簡単に貯まるだろうと思っていた。1,000万円貯まったら不動産投資を始めようと思っていたので。そのとき、A4のコピー用紙に1,000万円が貯まって不動産投資を始めるまでの私のプランを書き出したのが貯金の始まり」と言います。

そこから熱心に貯金を続けたCさん。社会人になっても実家を出ないまま、毎月のお給料の3分の2以上を貯金していたと言います。

「家にお金を入れなくてよかったのも大きい。会社は制服があったからたくさん服を買わなくて済んだし、恋人もいなかったからずっと貯金し放題。そのうち残高が増えてくるのが快感になってきて、合コンも飲み会も興味がなくなってしまった。遊びに行くとお金がなくなるし、もったいないと思って…」と笑います。

そんなCさんの休日はもっぱら「勉強に充てている。宅建はもちろん取ったし、いまはFPの勉強をしている」とのこと。不動産投資を始めるために入念に勉強しつつ、「最近はリスク分散の観点から、株や投資信託にも投資をしようかと思っている」と言っていました。

まとめ

今回の3人は、かなり努力をして1,000万円を貯めた様子がうかがえました。1,000万円という大きな金額を貯めるのは、そう簡単なことではなさそうですね。Bさんのように、まずは負債から手を付けなくてはいけないという人もいると思いますが、とにかく健康を損なうことのないよう、自分にできることから始めてくださいね。

大塚 ちえ