「おひとりさま」女性が早めに準備を始めたい、3つの大切なコト

事情は人それぞれですが、一人で生きていくことになった女性たち。夫や子どもがいない生活は、気楽な部分がある反面、不安も多いはず。そこで、安心に老後を迎えるために、今からできることを考えていきましょう。

LIFE~老後はどのように過ごしたいのかをイメージする~

まずは、今後の自分の生活をイメージしてみましょう。漠然としたものではなく、毎日の生活を具体的に思い浮かべると計画を立てやすいです。

住居費がかからない実家などでのんびりと生活するなら、今より安い生活費も大丈夫かもしれません。しかし、住宅購入や海外旅行を考えていたり、遠い将来に施設への入所などを考えたりしているなら、それなりの資金が必要です。

MONEY~この先の必要額をシュミレーションする~

まず、今の生活と照らし合わせ老後の生活費の予想を立てます。その上で何歳ごろまで生きるかをイメージすれば、およその必要額がわかります。

総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」によると、高齢単身無職世帯(60歳以上の単身無職世帯)の可処分所得は月11万933円、消費支出は月14万9,603円となっています。

毎月3万8,000円が赤字となりますので、年間約46万円の貯蓄があると安心でしょう。65歳で定年退職する場合は、90歳までなら約1,160万円、100歳までを想定すると約1,600万円の貯蓄が必要だと考えておいた方が良いでしょう。