「昔から、突然ヒステリックに怒りだす母親に振り回されていました。些細なことでスイッチが入り、手に負えない状態になるのです。小学生の私に対して、『うちの子じゃない!出ていけ!』なんて罵声を浴びせる場面もありましたよ。そのため、社会人になってからは距離を置いていました。

そんな私も子どもを授かり、里帰りをすることに。『さすがに、もう母親も落ち着いただろう』と思っていたのです。しかし…もうすぐ出産予定日というタイミングで、突然母親の怒りが爆発!『よく考えれば、あなたの子育てを手伝う義務はないわ!』と実家を追い出されたのです。

『この人はまだ変わってなかったのか』と実感しつつ、出産までは急遽ホテルに滞在しました。出産を終えた後からは、ほとんど連絡をとっていません」

ヘリコプターペアレンツのもとで育ったCさん

最後は、ヘリコプターペアレンツに育てられたCさん(20代男性)のケースです。これは、子どもを悪影響なものに関わらせたくない、自分の管理下に置いておきたいという思いのあまり、子どもの頭上でホバリングをするかのように監視している親のこと。では、その具体例をのぞいてみましょう。